管理業務主任者の過去問を解こう(令和5年度)「給水方式及び給水設備」

水道 管理業務主任者

今回のテーマは、「給水方式及び給水設備」である。

それでは、「令和5年度 管理業務主任者試験」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

令和5年度 管理業務主任者試験問題 【問 18】

【問 18】 給水方式及び給水設備に関する次の記述のうち、不適切なものはいくつあるか。

ア 水道直結増圧方式では、建物内の水が水道管に逆流しないように、逆流防止装置を設置する。
イ 建築基準法により、給水タンクに保守点検用のマンホールを設置する必要がある場合には、そのマンホールは、直径45cm以上の円が内接することができるものとしなければならない。
ウ 水道直結直圧方式は、使用水量変動などによる水圧条件が最も低下する時期にでも給水可能なように計画する。
1  一つ
2  二つ
3  三つ
4  なし

令和5年度 管理業務主任者試験問題

正解:1

それでは、問題を検討していこう。
なお、問題は、2023年4月1日現在の法令等に基づいて出願されているが、正解及び解説は、執筆時点の法令等に基づいて執筆する。

ア 正しい。

水道直結増圧方式では、建物内の水が水道管に逆流しないように、逆流防止装置を設置する。

水道本管から分岐して引き込んだ水を、増圧給水ポンプを経て直接各住戸に給水する方式ですr。

イ 誤り。

建築基準法により、給水タンクに保守点検用のマンホールを設置する必要がある場合には、そのマンホールは、直径60cm以上の円が内接することができるものとしなければならない。
(昭和50年12月20日建設省告示第1597号)

類題)建築基準法により、共同住宅の給水タンクに保守点検用のマンホールを設置する必要がある場合には、そのマンホールは、直径60㎝以上の円が内接することができるものとしなければならない。〇
令和3年度 管理業務主任者試験問題 問20ー2

ウ 正しい。

水道直結直圧方式は、使用水量変動などによる水圧条件が最も低下する時期にでも給水可能なように計画する。

水道本管から給水管を直接分岐して建物内に引き込み、各戸に直接給水する方式である。

解法のポイント)給水方式については、今回出題のあった直結式給水の他には、受水槽式給水がある。標準的なテキストにはどちらも記載がある。本問でしっかり復習しておこう。

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