「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」を「マンション適正化法」という。
今回のテーマは、「管理業務主任者・管理業務主任者証」である。
それでは、「令和3年度 管理業務主任者試験」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。
令和3年度 管理業務主任者試験問題 【問48】
【問48】管理業務主任者及び管理業務主任者証に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、適切なものはいくつあるか。
ア 管理業務主任者証の有効期間は、5年である。
イ 管理業務主任者が、管理業務主任者証がその効力を失ったにもかかわらず、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に返納しない場合は、10万円以下の過料に処せられる。
ウ 管理業務主任者証の有効期間は、申請により更新することができる。
エ 管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をし、その情状が特に重いときは、国土交通大臣は、当該管理業務主任者の登録を取り消さなければならない。
1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ
令和3年度 管理業務主任者試験
正解：４
それでは、各肢を検討していこう。
ア 正しい。
管理業務主任者証の有効期間は、５年とする。(マンション管理適正化法60条3項）
イ 正しい。
管理業務主任者は、その登録が消除されたとき、又は管理業務主任者証がその効力を失ったときは、速やかに、管理業務主任者証を国土交通大臣に返納しなければならない。(60条4項)
そして、この規定に違反した者は、10万円以下の過料に処する。（113条2号）
ウ 正しい。
管理業務主任者証の有効期間は、申請により更新する。（61条1項）
エ 正しい。
管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をし、その情状が特に重いときは、国土交通大臣は、当該管理業務主任者の登録を取り消さなければならない。
（65条1項4号）
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