今回のテーマは、「修繕積立金ガイドライン」である。
それでは、「令和4年度 管理業務主任者試験」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。
令和4年度 管理業務主任者試験問題 【問 28】
【問 28】 修繕積立金の額の目安を確認する場合に、長期修繕計画の計画期間(以下、本問において「計画期間」という。)全体における修繕積立金の専有面積当たりの月額単価の算出方法の式として、修繕積立金ガイドラインによれば、最も適切なものはどれか。ただし、機械式駐車場に係る修繕積立金は考慮しないものとする。
a:計画期間当初における修繕積立金の残高(円)
b:計画期間全体で集める修繕積立金の総額(円)
c:計画期間全体における専用使用料等からの繰入額の総額(円)
d:マンションの建築延床面積(㎡)
e:マンションの総専有床面積(㎡)
f:長期修繕計画の計画期間(ヶ月)
g:計画期間全体における修繕積立金の平均額(円/㎡・月)
1 g=(a+b)÷d÷f
2 g=(a+b)÷e÷f
3 g=(a+b+c)÷d÷f
4 g=(a+b+c)÷e÷ f
令和4年度 管理業務主任者試験問題
正解:4
修繕積立金ガイドラインによれば、以下の通りである。
(2)修繕積立金の額の目安(計画期間全体での修繕積立金の平均額)
①計画期間全体における修繕積立金の平均額の算出方法(㎡当たり月単価)
(算出式) 計画期間全体における修繕積立金の平均額(円/㎡・月)
Z=(A+B+C)÷X÷Y
A:計画期間当初における修繕積立金の残高(円)
B:計画期間全体で集める修繕積立金の総額(円)
C:計画期間全体における専用使用料等からの繰入額の総額(円)
X:マンションの総専有床面積(㎡)
Y:長期修繕計画の計画期間(ヶ月)
Z:計画期間全体における修繕積立金の平均額(円/㎡・月)
(修繕積立金ガイドライン)
A:本問のa
B:本問のb
C:本問のc
X:本問のe
Y:本問のf
Z:本問のg
したがって、g=(a+b+c)÷e÷ f となる。
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