管理業務主任者の過去問を解こう(令和2年度)「制限行為能力者」

管理業務主任者

今回のテーマは、「制限行為能力者」である。

それでは、「令和2年度 管理業務主任者試験」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

令和2年度 管理業務主任者試験問題 【問 3】

令和2年度 管理業務主任者試験

正解:4

それでは、各肢を検討していこう。

1 誤り。

成年被後見人の法律行為は、取り消すことができる。(民法9条本文)

成年後見人には、成年被後見人の行為に対する同意権はないので、成年被後見人が成年後見人の同意を得て行ったとしても、取り消すことができる

2 誤り。

制限行為能力者が代理人としてした行為は、行為能力の制限によっては取り消すことができない。(102条本文)

3 誤り。

制限行為能力者の相手方は、被保佐人又は被補助人に対しては、1か月以上の期間を定めて、その期間内に、その保佐人又は補助人の追認を得るべき旨の催告をすることができる。この場合において、その被保佐人又は被補助人がその期間内にその追認を得た旨の通知を発しないときは、その行為を取り消したものとみなす。(20条4項)

4 正しい。

保佐人の同意を得なければならない行為について、保佐人が被保佐人の利益を害するおそれがないにもかかわらず同意をしないときは、家庭裁判所は、被保佐人の請求により、保佐人の同意に代わる許可を与えることができる。(13条3項)

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